「カボチャ、ね」
番弥は顔を軽くしかめ、仁王立ちで机の上に並ぶカボチャとナイフを見下ろした。
「しかもオレンジの丸カボチャ。あのね、ハロウィンは子供がお菓子もらうイベントっしょ。誰がそんなんやんの」
ソファに座っていた全也はちらと目を上げて言った。
「お前だろ」
番弥はキッと全也を睨んだ。
「しねぇよ!クソ、カボチャランタン何か誰が作るか!」
「別に…」
全也は煙草に火をつけた
「作るのはお前以外がやればいいんだろ。」
キュッとマジックのふたをあけると、一つのカボチャに顔を描いて行く
顔…を……
…
「全ちゃ…」
番弥は肩を落として言った
「俺が悪いかった。うん、あのね。うん。
手伝わしてクダサイ」
全也は首を傾げてカボチャを手渡した。
「全也って、器用だけど超芸術家だよね…」
異常に可愛い下絵を描きつつ、番弥はそっと溜め息をついたのだった。
やりはじめたら完遂しようとナイフをカボチャにつきつけたトコで帰ってきた草明に思い切り止められ、軽くケンカになったころ。
見たら子供も番弥も間違いなく泣くようなカボチャがなんだかチャッカリ完成されていたのだった。
・・・・・・・・・
携帯で打ったのがあったので繋いで見た。
何かいつもどおりですな。代わり映え無いー
液状精神の後何ヶ月かしたあたりで。
因縁のカボチャと対峙する番弥と絵心だけはどうしようもない全也。
この子器用なはずなのだけど。
絵はダメなんだよね。
というか展開ハヤーで。
携帯の下書き繋いだだけだからなぁ。手抜きー
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