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ついった
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白い曇り空の日はぬるくて、風もなく汗ばむから。
何時までも浅い眠りについているようだ。
もし辺りが静かだったなら。
もし目を瞑っていられたならば。
きっと静かな海の夢を見る。
空はやはり白い灰色。
小さな岩場と白い砂。
どこか遠くでとっくに崩れた波がチャプチャプと男をたてていて。
もしこの海に満ち引きがなかったら、とっくに腐っているような穏やかさ。
水は澄んでいた。

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