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ついった
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彼女は少しずつ剥離していった
いつかはなくなってしまうのではないかと心配になったけど
彼女は笑っている
これは彼女の幸せなのかもしれない
僕は離れたところから彼女を眺めている
彼女のかけらを拾うことは
僕には酷く失礼なことのように感じたからだ
季節は春
僕は待つ

 
 
花か雲母の話。
桜が散るのは今年は早かったようだけど。
意外に終わりは少しずつ散るのだね。
もう葉も出てきている。
花がピンクで、葉が緑だから全体が茶色に見えてパッと見見栄えが悪い。
よく見るとなかなかゾッとする。
オバサンとかおばあさんが見せる非常にまれな色気のような。
そういうもの?
何かたとえが変だね。
咲いた桜や散る桜が浮世離れした美人だったら、
葉の出かけた桜はもっと生臭い色気だ。
うん。
そんな季節も過ぎる。
桜の緑は綺麗だけど、毛虫も出るね。
えっと、詩とはほとんど関係ない話でしたっ

あぁ眠。

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