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ついった
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「それはまさか、そんな重要なことではないんだよ」
彼はちょっと舌たらずに”重要”という言葉を発音した。
「本当のことじゃないからさ。
 でもさ。」
「それはだって波の上のほうが風で白くなってくずれて、
 それだってきれいだったからさ。」
「そういうことじゃないかな。
 違うかな。
 流れ星が落ちたとこ、想像するようなものかな。」
「・・・。」
「そんなことも、どうだっていいのさ。いいんだよ。
 だってきれいなのだから。物事は必ず、そのラインを通る」
彼はすっと指で宙に短い線を引いた。
「いや、これは君には見えないのだった。
 うん、でもきっとわかるよ、流れ星が落ちたとこと、同じさ。」
彼は夜空の下から5番目の星を見ていた。
それからはもう何も言わずに、じっとしていた。

 
 
サンテグジュペリとは関係ない。
ただの創作。

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