「キング」
仰向けに寝そべる俺の上の大きな黒トカゲは、呼んだ声をアッサリと無視して首を横に向けた。
「クロ･･･、お前キングって呼ばれるの嫌いだよな」
声など聞こえないように振舞うのはいつものこととも言えるが、キングと呼んだときはとくに聞いてないように見える。
俺の思い込みだろうか。
「もう"クロ"がアイデンティティなのか？
　人間だったことなんか、もう無かったも同じ？」
全部捨てたのだから、同じどころか、本当に無いのだろう。
「全部捨てるっていうのはどんな気持ちだい？」
そう呟いて、歌を思い出す。
「How does it feel」
歌う。
「To be without a home
　Like a complete unknown」
目を閉じた。

「Like a rolling stone？」

　

　
あっちの番とキングことクロ。
バイト中にふとライクアローリングストーンが頭をよぎった。
バイト中に流れてる曲で少しヘイジュードに似てるのがあるので、よくポップを思い出すのだけど。えーっとそれはまた、別の、お話（森本レオ
で、なんとなく思いついたので書いて見た。
けど、ファンタジーな世界に現実の歌を持ち込むと少しバランスが嫌いだな。
何かズレる。

っと、寝よう寝ようと思ってるのに遅くなった。
まだ三時前だけど。
最近眠い。
バイトは久しぶりに１０時半までかかった。
そんなに混んでないけど。
最初の方は掃除をしてた。
飯が大盛りで、しかも凄い静かで横でマスタが新聞読んでるとこで喰ってて、
何かあぁいうのは食べにくい。
音楽の一つでも流れてればいいのに。
スッゴイ静かなら一人っきりじゃなきゃ食べずらい。
うるさいかったらなんでもいいんだが。
いや、もう一人も飯喰ってるとかならいいんだけどね。
ただ待ってるのでとても焦るし苦しい。
たまにこういう状況でぬううう
これがまた大盛りの飯が飽きてくるんだなぁ。
ワガママゆってられんのでまぁモソモソ食う。
ウグウグ。

今日で薬切れたし酒呑みたいんだが、火曜から連続で学祭で呑めちゃうからまだやめとこうかな。
週末も呑むし。
酒ぇ。

あーひとまず寝よう。
うん。

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