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ついった
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 こんにちは。夜の街へようこそ。
 昼に来るなんて貴方も好き者ですね。
 もしかして同業者ですか。
 やだな、いや、仕方ないか。
 では行きましょう。
 今日はあの辺がよいですよ。

「こんばんは、お姉さん」
 真っ白な開けた空間にぽつりとベッド。
 仰向けに眠る女と、傍らに腰掛ける男の姿。
「だぁれ?まだ明るいわ」
 女はけだるげに寝返りを打つ。
 男は傍らで女性を眺めたまま。
 女はしばらくすると、布団に顔をうずめたまま言葉を発した。
「あぁ、貴方が噂の夢魔さんね、夜の街へようこそ。
 この街にお昼にしかいらっしゃらないなんて、少々無粋な方。
 でも仕方がないのね?」
 男は少し伸びをして答える。
「うん、夢にしか出られないからね。」
 女は布団をのけて男を見上げてクスクスと言った。
「明け方の夢には出ていらっしゃらないの?」
 男は首をすくめて言った。
「ろくな夢じゃない」
 女はまたクスクスと笑った。
「貴方は悪夢を見せないのかしら。
 私、少しも怖くなくってよ?」
 男は真っ白い空間の遠くへ、ふっと視線をめぐらせて答えた。
「気が向いたらね。」

 ハロー同業者。
 貴方は悪夢を見せる夢魔ですよね。
 ハハ、なんでもないですよ。
 今日はどこら辺にいくんです?

・・・・・・・
800字祭り練習作。
チャットで話出た原稿用紙二枚の公募のヤツ用に練習してみた。
空白が多い。
空白に関してとってもタメになる意見をいただいた。
わぁ!なるほど!
私はただ静かな時間が好きなだけっぽいけど。
でもそうだなぁ、うん。もっとミッシリ書こう。

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